レコードプレーヤーの問題として、機械ノイズがどうしても取りきれず、ターンテーブルシャフトの軸受けとか、トーンアーム周りの挙動によるノイズを全てカートリッジが拾ってしまい、そのためにサブソニックフィルターとかローカットフィルターがアンプに常備されていた(ヤマハも?)わけだけどね。
CDの最大の長所であり美点は、それまでレコードプレーヤーでは困難だった低音(といっても100Hzより少ない周波数辺り)の記録とプレイバックが格段に高品質になったことで、三万円のCDプレーヤーであっても、この点はLPと比較にならないくらい改善されていましたね。
ただし、それ以降のアナログ増幅系とスピーカーの方に思わぬ限界があり、入力限度オーバーでサチュレーションとか、スピーカーのダイナミックレンジやツイーターの耐入力が気になるといった問題が浮かび上がったものだったな。
でも、大体それは15Hzとか20Hzから下を12dB/oct. とかでカットしたのが多かったと思うんだけど、これって全体の音質に大きな影響があったとは思えないんだけどなあ。